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パンの本。 [book]

またまたいろいろ作っていて、ひさびさになってしまいました。

もう書店さんにも並んでいますが、パンの本を2冊同時に発売しました。
「京都のパン屋さん」「なごやのパン屋さん」


タイトル通り、パンさんの本です。
最初はパンの本を作ろうと思ったのではなく、いろんな街の姿を描きたいと思ったのがきっかけでした。
同じテーマでいろんな街を、そこに住む人たちに掘り下げてもらったら、同じテーマでも全く違う、それぞれの街の特徴が見えてくるはず。
何かそれにいいテーマは?と考えた時に、生活に近く、地元に密着していて、同じようで、でもそれぞれに個性があるものにパン屋さんがある!と気が付きました。
これは「毎日パンのあるくらし」という本を作った時にわかったこと。パンは日常のものなのに、みんなワクワクしながらパンを買いにくる。

テーマが決まったあとは、個人的に思い入れのある2つの街、京都と名古屋がほぼ同時に決まりました。おいしいパン屋さんがあって、街にも個性があって、しかも地元に住んでいて取材してくれる知り合いの方もたくさん。なので、話は非常に早く、気が付けば制作が即スタート、という感じでした。

京都は、お世話になりっぱなしのナカムラユキさん、ブルーブランシェさん。雑貨店アルファベットの店長、門田さん。そしてイベントなどでいつも何かと助けてくださる松尾さん、小西さん。
特に松尾さん、小西さんは執筆の経験が(おそらく)ない方でした。しかし京都に住み、京都のパン屋さんに頻繁に通っている方たちに書いていただく方が、多少、不器用な文章でも気持ちは伝わるはずと思い、お任せしました。その結果、いろんなパン屋さんを深く掘り下げて紹介することができました。

名古屋編は、もうこの2人に任せておいたら安心できる「なごやに暮らす」の発行者、レドゥにすべてお任せしました。

正直、情報元と考えたら、雑誌などのパン屋さん特集のが充実しています。
しかし、今回の本には、パン屋さんからいろいろお聞かせいただいた気持ちがいっぱい詰っています。それは、いつも通っているパン屋さんへ愛情をこめて取材してくれた著者の皆さんとお店の方の信頼関係があったからこそ描けたのです。
辛かったお話や、プライベートなお話、そして普段はなかなかお聞きすることがないお客さんへの想いなどを描くことができました。

最初に描きたいと思っていた、それぞれの街の個性が読んだ方に伝わるといいなと思います。そのためにも、ぜひ2冊読み比べてください。

(予想通り、京都の方が売れ行き好調で…。京都を買われた方、ぜひぜひ名古屋も買ってください。切実なお願いです。)


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