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『猫町ラプソディ』感想その1 [book]

 
『猫町ラプソディ』お読みいただいたみなさんから嬉しい感想をいただきましたので、3回に分けて紹介します。写真はmoln佐々木さんちのミルク(ミルブックスのカタログにも登場してくれています)です。
 
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まるでドラマか映画でも見ているように
本の世界にどっぷりと浸かって一気に読んでしまいました。
陽だまりのように穏やかな日もあれば、笑ったり、困ったり。
胸が締め付けられるほどの苦しみや悲しみを味わう日も。
ポチやポチ実、チミママ。
彼女たちが過ごす日常に思いを巡らせながら翻弄されている自分がいて。
山田さんと彼女たちの日々を綴った、なんとなんと色鮮やかな1冊なのでしょう。
—長谷川ちえ(エッセイスト / 「in-kyo」店主)
 休日の昼下がり、私のかたわらでうたた寝をする愛猫ミルクの背中を撫でながら、『猫町ラプソディ』を読んだ。
 我が愛猫への偏愛はさることながら、ノラ猫から地域猫、ご近所猫や友人の猫まで、すべての猫が幸せに暮らせるように愛を注ぐ山田さん。一匹の猫が、世界中の猫とつながっているかのような感覚だった。猫のいる人生は、泣いたり笑ったり、時には怒ったり、毎日が忙しい。しかし、猫がいるだけでずっと心豊かな時間が過ごせる。そんな単純だけれど、とても大切なことをこの本は教えてくれている。
 いろんな感情と共に読み進めていったのだけれど、読み終わった後、この本は山田さんの生み出す音楽そのものだと気がついた。山田さんの曲を聴いて、ふとした瞬間に涙が溢れることがある。きっと、愛猫とのおだやかな日常が、歌の中から溢れ出ているからなんだろうな。
 心地良い日向をみつけてお昼寝をして、美しい毛並みを丁寧に毛繕いして整え、気持ち良さそうにゴロゴロ喉を鳴らす猫は、この世界からのんびりした気持ちや純粋な遊び心、穏やかに続く日常の気持ち良さを忘れないように存在する、守り神なのかもしれない。神様が猫という生き物を作った理由はなんだろう、と時々考えてしまうのだけど、その答えをこの本の中に見つけることができた。
—佐々木綾(「moln」店主 / 「草とten shoes」ボーカル)
「この本の中に猫っていくつ書いてあるんだろう??」
ニヤニヤしながらそう思いついて、1ページ目でもう数えるのをやめてしまった。
そんなことを数えることがバカバカしくて諦めたくなるほど「猫」への愛に満ちた文章の数々でした。
その愛情と山田さんの叙情的な文章とで読んでいるうちに自分自身が猫を飼っているかのような、
はたまた猫そのものになったかのような錯覚に陥りました。
僕にとって山田さんは猫そのもので、つまり今作は猫が猫について猫愛を語った文章である。
「こいつ何言ってるんだ?」と思われそうな感想であるが、読み終わったらすぐ納得していただけるだろう。
ポチもチミちゃんも、山田さんに出会えて本当に幸せだと思う。
そんな猫(というか妹か恋人か家族かもしくは本人か)への愛情を横からニヤニヤ体感できる一冊。
早く山田さんに会って感想を伝えたいけど
100倍くらいの猫トークでうちかえされるんだろうなあ。(笑)
—どきどきキャンプ 佐藤満春


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