パリで出会ったパン屋さん

随分ごぶさたしてしまいました。
引っ越し以降、怒濤の制作期間に入っておりました。
やっといろいろ発売になって来ます。
今年も残り2か月ですが新刊、旧刊のリニューアルなど、5タイトル一気に発売します。
まず、10/25に発売しました新刊を御紹介します。

■パリで出会ったパン屋さん
著者｜西村美咲　　　　価格｜1,050円（税込）　　　
ISBN｜978-4-902744-24-8　　　B6・並製・80p

パリのパン屋さんが教えてくれた、普段のパリの暮らし。

おいしいパンもパリの暮らしも、ぎゅうっとしっかりかみしめれば味わいも増すもの。
味わって、見て、聞いて、触って、においで、そして感じてください。
パンを囲んでみんなが暮らす、普段のパリを探しに出かけましょう。

著者の西村さんは今年の春までパリで住んでいた文筆家さん。
友人から、パリの地理をパン屋の場所で把握しているパン好きがいると聞きました。
その方が著者の西村さん。帰国されてからお会いし、急ピッチで話が進み、この本が完成しました。
あえて有名でないけど地元のパリっこに愛されている隠れた名店のみをしっかりと紹介しています。
今までのパン本と同様、メニューについての詳細情報は全く掲載していませんが、パン屋さんの顔がちゃんと見え、パン屋さんを通じて普段のパリの人々のくらしが感じられる本になりました。
早いところでは、すでに書店で発売中です。11月には全国の大型店舗さん中心に発売されますので、見かけたら手に取ってください。

この本で、ミルブックスのパン本シリーズは最後になります。
数年前まではごはん派でしたが、いろんなパン屋さんと出会い、今ではすっかりパン派になりました。
ほぼ同じ材料を使っているのに、個々のお店で全く違うパンが出来上がる。
それは単純に職人さんの腕だけでなく、買いに来る街の人たちとの関わりや街の特徴も大きく影響されていて、すべてを含めてパン屋さんの顔が決まることがわかりました。
生活に近いものだからこそ、街の風景も人も見えてくる。
4冊のパン本を作って実感できたことでした。