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『この世界にようこそ』皆さんの感想 その1 [book]

5/13発売の新刊『この世界にようこそ』(広瀬裕子 作 アリシア・ベイ=ローレル 絵)、ひと足先に読んだ皆さんからご感想いただきましたので、ご紹介させていただきます。

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自分が何者で、どこから来て、これからどこへ向かうのか。
それを考えるときに最初に気づくのは他者の存在と他者への感謝だということを
この本を読んで改めて考えました。想像をやめない。希望を失わない。
風のようなフレーズと言葉のような絵に感動しました。

山田稔明(シンガソングライター)



あのページ数の中で、言葉と絵の導きで、とても長い時間を旅をした気持ちになりました。
そして安堵感。
一言一言、絵から受ける広がり。
今までの色んな事が思い起こされます。
色は無いのに色も光も感じる様な… 本当に素敵な本。
たくさんの人に読んでみて欲しいです。

吉村和美(器作家)



一度目はすっと読んで、二度目は絵を見ながらじっくり読んだ。
三度目に読むと好きな言葉が見つかって、四度目にはその言葉が載ったページだけを見た。
その言葉はこんな言葉。
「涙しなかったものに 涙して 元いた場所のことを思う」
このページにはこの言葉と涙が頬をつたう顔の絵(男性か女性かはわからない)。
どうしてこの言葉と絵が僕に引っかかったのかは分からない。
大人になったからかも知れない。
きっと手に取る全ての人がそれぞれの大切な希望の言葉とお気に入りの絵を見つけて、
宝物したくなるような、そんな絵本。

吉川祥一郎(「blackbird books」店主)



最近よく夜空を見ながら考えます。
この広大な宇宙の中で、地球という星の上で今生きているミラクルについて。
こころの通い合う友人と楽しく食事をしながら笑っておしゃべりをしたり、
自分がほんとうにしたい仕事に取り組んで、有意義に時間を過ごしたり。
そうしたことが出来るのも当たり前のようでいて、本当はちっとも当たり前ではなく、
たくさんの偶然が重なり合って出来上がった貴重なものだということを。
アリシア・ベイ・ローレルさんからも、広瀬裕子さんからも、これまでに著書を
通じてたくさんの’True Thing'をいただきました。
そんな二人が作った新刊『この世界にようこそ』を、手に取ることができて、
読むことができて、こころからうれしい。
こんなミラクルが起きるのだから、生きてるってすてき!とまた思うのです。

岩崎朋子(「巣巣」店主) 



言葉も絵も自然の色彩にあふれていて、
本を閉じた瞬間、遠くの緑を見据えて旅に出たくなる。
心の栄養となるとても素敵な本です。

野村佳子(翻訳家)



光が見え、音楽が聴こえた。
言葉と線画には、色や声があるんだって教えてもらった。
想像すること、感じること。
大切なことは、とても簡素で、あまりにあたりまえすぎて、見落としがちになる。
地球が誕生して以来、もっともたくさんの命が存在するこの現代で、
生きていくのは大変だ。
だからこそ、希望を持つことの大切さを伝えなきゃならない。
読むと、そんな気分にさせてくれる。
本の中には、あらかじめ用意された答えなどない。
自身の頭で考え、心で感じるための本だ。
だからきっと、これからも何度も手に取り、この言葉を繰り返すんだろな。
「ありがとう」って。

庄野雄治(「アアルトコーヒー」焙煎人)



生命が生まれ、
いくつもの輪廻転生を繰り返し、
いまこの世界に生まれてきた不思議。
無駄のないシンプルな言葉と線画の表現のなかに、
なにげなく過ぎてゆく毎日が、
いのちを紡ぐリズムを刻む奇跡だと感じました。
この地球で出会うひと、自然、すべてに感謝をして、どんな時も明るい光に向かい、
歩きつづけたいと思う、希望の本です。

佐々木綾(「moln」店主)


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