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『まよいながら、ゆれながら』コメントいただきました。 [book]

6/12発売『まよいながら、ゆれながら』(中川ちえ・文 馬場わかな・写真)へのコメントを鶴田真由さん、伊藤ゴローさん、山田稔明さん、千葉奈津絵さん(dans la nature)からいただきましたので、紹介させていただきます。

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中川ちえさんの文章にはとても愛情が感じられ、そしてなるべく感情的にならないようにと
たくさんのエネルギーを使って書いていらっしゃる様子が伺えました。その佇まいが、美しかったです。
馬場わかなさんの写真にも安齋家への愛情と祈りが感じられました。
安齋家の人々には、関わる人をそのような気持ちにさせてしまう何か、不思議な力があるように思います。
窮地に立たされた時に、その人の本質のようなものが露呈されてくるように思うのですが、
安齋家の人々のその時に見えた「人としての姿」が、きっと今の世の中を動かす力になるのだと、私も信じています。  
— 鶴田真由

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素直に進むその姿は たくましくて うつくしくて とてもまぶしい。
だからみんな 安齋家が大好きなのだ。  
— 千葉奈津絵(dans la nature)

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2011年の4月(大地震の翌月だ)にざわざわカタカタと鳴る胸を抱えて
あんざい果樹園を初めて訪れた日のことは忘れられない。
そこで美味しいご飯をいただいて談笑し、“家族”という言葉の意味を再認識した。
東京、鎌倉、札幌、そして諫早と波紋のように繋がっていく人の縁の中心は福島にある。
札幌を旅行するならたべるとくらしの研究所へ、
晴れた休日には福島のあんざい果樹園へ出かけたらいい。
力強い笑顔が待っている。
— 山田稔明

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あの日までは厭世家を気取ってた(いい年して子供じみてる)。
本を抱えて引きこもってやろうかとも思っていた。
皮肉にもやっと時代と打ち解けた気がする。
草一郎くんと百々花ちゃんが、
福島で初めて見た時と同じ様に
北海道の新居を走り回っていた。
愛おしくて愛おしくて涙があふれた。
僕らが抱えた不安は
彼らが答えを見つけてくれるでしょう。
ずっとずっと後に。
ちえさん、伸也くん、ありがとう。  
— 伊藤ゴロー

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まよいながら、ゆれながら   中川ちえ・文 馬場わかな・写真

2013年6月12日(水)発売  
定価(本体1,200円+税)  
ISBN978-4-902744-66-8  
A5サイズ/112p

福島で果樹園を営み暮らしていた家族。彼等が原発事故以降に選択した生き方を描いたフォトエッセイ。自分にとって大切な人やことは何なのかを考えるきっかけとなる、大切なものが詰まっています。

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